2010年10月10日日曜日

映画「グッド・ウィル・ハンティング」の解説ブログ発見


 個人的に大好きな映画としてマット・デイモンの脚本(正確には彼の親友役、ベン・アフレックとの協同脚本)・主演の「グッド・ウィル・ハンティング」があります。
 天才の頭脳を持ちながらも、小さなときに養父から受けた虐待のため、社会のメインストリームで活躍することを拒み、不良仲間とつるみながら、(社会的には)下積み底辺の仕事について自分の能力を社会に提供するつもりはない。
 しかしながら、彼は大学というアカデミズムの世界で清掃夫として働き、学校の廊下に張られた数学の難問を人知れず解いてしまう。そのように、人には知られない形で社会に対して挑戦する。

 ある日その難問解きをしている姿を数学博士に見つけられ、見込まれる。その数学教師は少年院に送られそうになった彼の身元引受人になることを申し出る。そして、その受け入れの条件は「数学の難問を解くパートナーとなること」と「精神療法」を受けることだった。
 心に傷を持つ彼は前者はOKだが、後者に関して頑なに抵抗する、のだが。。。

 実は私も長く精神分析療法というものを受けているので、しかもそれを極めて日本的なやり方で行っているので、この映画で登場する良きアドバイサーとなる精神分析医とのやりとりは結構解るところがあると自負したいところもあります。その意味でもこの映画が好きなのでしょう。マット・デイモンと彼の悪友役が若くしてこの素晴らしい映画の脚本を書いた、という点もまた格別贔屓してしまう理由かもしれません。それらをおいても、名作であるのは間違いありません。(監督がガス・ヴァン・サントという実力者であることも大きいでしょう)。

 この映画の映像がユーチューブに上がっているとは知りませんでした。ツイッターにて映画で彼がこの男(分析医)なら続けて会ってみようか、と思うキッカケとなる公園で語り合う貴重なシーンを紹介してくれたものを見つけました。同時にその場面の対訳つき映画批評のブログも紹介されていますので、ぜひ映像を確認しながら対訳をご覧いただきたいと思うところです。非常に含蓄に富んでいますし、自分の事としても重く受け止めるシーンです。

「Goodwill Hunting」名シーン――一番大切なものとは? - 雑読すんの書評コーナー「書海への旅 航海記録」

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