2022年11月14日月曜日

母の体調

 先週の木曜日の午後に、母に季節性インフルエンザのワクチン接種を往診の先生にしてもらいました。例年してもらうことだし、コロナの3回目、4回目のワクチンもその往診の先生に私も含めてしてもらっており、母は副反応など全くない人なので、自分も医師もみな揃って過敏な意識などありませんでした。


接種して5時間ぐらい経つ午後9時頃。声が詰まって出てこない様子あり。明らかに様子が変だったので、熱を測ったら8℃8分。その時はコロナかも?と思ったり、あるいはワクチン接種の副反応?といろいろ思い巡らしたのですが。
次の日の金曜日。本人はベッドの下で寝ていて、慌てて起こして熱を測ってもらったら8℃台変わらず。バイト先は休ませてもらい、往診医に相談して、看護師さんに来てもらいコロナ検査、血液検査、解熱剤投与を。本人は今まで高熱など出したことがない人だったし、声がほとんど出せない明らかにおかしな様子で、その日はずっとベッドのある居間で対応してました。土曜日も変わらず、ただ熱は7℃台半ばまで下がりました。

昨日の日曜日はそこそこ落ち着き、飲食も少しできてきたので、今日バイトに出かけ、仕事先から訪問看護師さんがきてくれる時間に電話をしたらまた8℃あると聞いて、思わず8℃?と声をあげてしまいました。

そのあと往診先などもろもろと連絡し、明日から点滴をしてもらうことに。主因は飲めない、食べれないがゆえの脱水症状のようで、脱水で熱が再燃することもあるそう。コロナがまた急再燃してるいま、入院も脱水症状中心だけでは無理で、自分も自宅で本人をみる方が安心なので、安心できるまでバイト先も休ませてもらう了解を得ました。理解のあるところで本当に助かります。

点滴は一つは横で見てないと自分で針を外すかもしれないため、その防止として家族にいてもらいたいというのと、もうひとつは点滴頼みは駄目で、自分で普通に飲食ができるようにならないと、今後何かとまずいということ。
考えるとそれは「そのまま起きれなくなるということか」と正直、緊張しました。

今回身に染みて超高齢者の身体の脆弱性を実感しました。二日ほど高熱が出ても症状が落ち着けばふつうは元気が出るけど、超高齢者は身体にさまざまが条件が波及して一挙に危なかしくなるのだなと。

先述したとおり、コロナがまた再燃してますけど、世間の気分や政策方針と、高齢者や彼らと付き合い深い医療機関や高齢者施設は、もう三年近く安心感というものと縁遠いわけで…。もしかしたら多くの人の現状は、ある種の社会的調和や合意ができてるのかもしれないけど、超高齢者という存在との間では調和がなかなか難しいと思わざるを得なくて。本当にコロナはそういう状況を先駆的に伝えているわけで、今政治は大変こまった状況だけども、今後起きる必然的な人口構造の大きな変容は、社会の要請から必然的に政治を変えざるを得ず、私はそこに展望があるとも思っています。もちろん、真逆な方向へ向かうことへの不安はありつつも、なのですが。

……それにしても、また親の話しですが、一挙に手足から力が抜けてしまっているのには、気持ちがなかなか追いつかないのも確かです。