2011年5月31日火曜日

北海道NPO被災者支援ネットについて

現在、私、内閣府のNPO訓練の最初期に偶然、上記のNPOの事務局長にばったり出会いまして、そちらでボランティアで活動しながら、現在は来年3月までですが、臨時雇用されて働いております。

仕事の内容は今回の大震災による複合被災で札幌に移転された方のサポート、相談、生活支援情報誌の発行、ホームページによる情報発信、被災者のためのボランティア講座などになります。

現在は緊急的に札幌に移転されて、公的住宅にお住まいになる方の物資的な支援の側面援助(家電や家具など)、そのようなマッチングに精通しているNPOさんと連携協力させていただき、マッチングのお手伝いが主で走ってきました。

現在は徐々に企業さまや団体、自衛隊の方々など協力を戴き、被災者のために憩いやレジャー、普通の市民生活になじんでいく援助の方向に少しずつシフトしつつある状況です。

他に力量ある二人の男性・女性のコーディネーターがおりますから、よければ被災者のお知り合いができ、お困り事があるようでしたら、被災者支援ネットというものがあるよ、あるいはホームページで情報を充実させて発信しているよ、とお伝えください。

私は現在のところ、この事業所の労働社会保険や源泉所得税の適用届などを各署に届ける仕事をしている状況で、今週は自分の仕事の中心はそちらになりそうです。

ホームページが充実しています。
札幌市内にも500名を超える被災者の方がいます。
どうかHPを読んでいただき、被災者の方も同一平面のお互いさま感覚で、もし身近にそのような罹災されたお知り合いがいらっしゃるようでしたら、ぜひこの団体のホームページの情報をお使いください。よろしくです。

北海道NPO被災者支援ネット

2011年5月1日日曜日

北海道ひきこもり支援ハンドブック完成

 そうそう、肝心なことを忘れていました。
 私も支援機関やNPOを取材させていただき記事を書いた、会員として活動しているNPO法人・レター・ポスト・フレンド相談ネットワークの助成金事業で作成した「北海道ひきこもり支援ハンドブック」が遂に完成しました。

 まだ出来上がった本はきちんと見てはいないのですが、表紙のイラストがかなりのセンスです。出来上がりもなかなかなものになっているのではないでしょうか。4人の取材陣が平均12箇所の取材記事を書いて頑張りましたです。(自画自賛)w

 個人的には、「居場所ハンドブック」って感じかな、印象としては。別にひきこもりに特化して考えなくてもいいし、勿論ひきこもり支援の本として考えてくださるのも結構な事。

 この本の中でも一つ大きなポイントは、福祉の先駆的な取り組みの例として「釧路市生活福祉事務所」に関しても紙面を多く割いていること。言葉の定義が広くなった、大きな意味でのひきこもり課題を考える上においても、あるいは各種生活課題を持つ人たちにとっても、今後の社会的な方向性を考える上において、沢山のヒントがインタビューの中から手に入れること出来ると思います。
 福祉関係者、NPO関係の方々にもお勧めです。

 同時に、今回は3回の元当事者体験発表会(うちお一人は身体障がいの方)をリライトしたものを一つにまとめて発刊されることになりました。タイトルは「ひきこもりと共に歩む」。(個人的には『自分自身と共に歩む』というタイトルの方がいいなぁ、と思うけれど。)

 なにしろ、両者ともに表紙のイラストが良いです。

 郵送料500円で入手できます。北海道内のひきこもり支援団体や機関に関心のある方はぜひ入手してください。元当事者の取材ですが、思った以上に内容は広く、そして深いと。理解のある人には分かる筈。まずはこちらからアクセスするのが手早いでしょう。