2010年3月15日月曜日

いろいろと考えた日。

肌寒い一日でした。今日はNPO事例研究会に参加。午前と午後合わせて3つの団体の話を聞く予定でしたが、午後の2講目、これは昨年NPO人材養成講座でお世話になったホームレス支援団体、「ベトサダ」さんですが、こちらは残念ながらお休みさせていただいて、市の緊急雇用臨時職員募集の面接に赴いていました。

1講目のフリースクール、「漂流教室」さんはブログも愛読させていただいてますが、やはりなるほどユニークで知的な人たちでした。二人の友人が話を詰めて詰めて出来た組織であることからくる組織運営の現実的側面に関する話など、なかなか聴き所が沢山。「自分が」ではなく「当事者」視線に立てるかどうか、という支援に関するデリケートな話など、なかなか大きな問いを投げかけられておられたような。代表二人には「強い自由人」のイメージが浮かびましたね。こういっては怒られてしまうかもしれませんけれども。

午後の就職面接は割と淡白に終わりました。(またも、という感じですが)。ただ思ったよりも応募者が少なかったようなのが意外。

取って返して午後は3講目。YMCAの女性版、「YWCA」。ヤング・ウィメンズ・クリスチャン・アソシエーションの略でしたかね。こちらは非常に幅広い活動をされている様子。国際関係から食の教育まで。フェア・トレードのコーヒーとクッキーをいただきながら話を伺いました。最近はクリスチャン・センター内(北大生協の向かい)にカフェを運営。具体的にはそのカフェ運営担当者という形で、YWCAの活動家の女性がお話されました。自分が思うにはやはりクリスチャン組織がバックということで、組織的に大きな活動が出来るのかもしれません。

午前の知恵を絞って頑張るフリースクールの団体設立者よりも、こちらは幅広い分野で活動できているような。どちらがどちらということではないのです。それぞれの条件の中で「出来る/やりたい」モチベーションで出来ること、出来ないことで考えているわけでしょうから。個人的には日々思考と実践を工夫しているような「漂流教室」さんの中に「凄いね」という印象を持ったのでした。

しかし、YWCAさんのほうもカフェはひきこもり、ニート、フリーターの居場所と出番の場所として使われているようで、NPO総体としてこのひきこもり問題は全然特殊じゃなくなりつつあるんだなぁと改めて実感させられたのでした。つまり、これからも幾つか(その中には同居している老親の看取りを意識した上で受講する予定の団体もあります)のNPOを見ていく中で、いろいろなNPOの独自性と接点を考えてみたいと思っていまして、その思いがより強まってきた印象です。

まぁ気まぐれなところも自分にはあるので、この意識が自分の中核に根をおろすかどうか。自分自身に対して今後も問いかけつつ、ということにもなるのでしょう。

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