2010年3月19日金曜日

というわけで第2弾

本日自分としては参加2日目で2講座。シニアお元気NPO「シーズネット」さんと札幌に長く住んでいるとどこかで名前は聞いたことがあるであろう「自由学校・遊」。前者は名前はよく聞いていたけれど、実際はどんな活動をしているのか知らなかったのでした。参加してみて、高齢者を中心にした高齢者のための生き生きとしたリタイア後の人生サポートしたり、自分たちでサークル活動したり、高齢者賃貸住宅の紹介(仲介はしない)などをしたりする団体。後者は元々は社会運動系の流れを汲む社会学習・社会活動等の自由な「社会について学ぶ学校」。

両者ともに大変幅広な活動と実績を持っており、NPOといっても別格の風格すら。もちろんそれなりの歴史もあります。ホームページのリンクを貼りましょう。そちらを見ても理解いただけるはず。「シーズネット」 「さっぽろ自由学校 遊」

ウチのオヤジも70過ぎになってから「カルチャースクール」とか「老人クラブ」とかに入って病気になる前までは少し活動してましたが、やはり地域的なしばりの強そうな「町内会」とか「集会所」などに集まることに抵抗のある人が多いのかな?町内会などにありがちな男性的なタテ秩序に馴染めないとかがあって、シーズネットさんのようなところはおそらく会員が女性が非常に多いということがあるのでしょうか。で、やはりサークルを作る、運営する、活動するのは女性が積極的なのかもしれないです。(断定してはいけませんが)。

「遊」に関しては社会活動、社会問題について学ぶなどなどの学校。前から結構関心はありましたが、その関心の強さゆえに逆に敷居高く感じてしまい、なかなか彼の学校で講座を受けようという気にはなりきれなかったのでした。私、基本、引きこもりおじさんですし(苦笑)。ですから、こういういろいろな(雑多な)NPOの活動事例報告の場の一環で話を聞けたのは幸いで、良かったです。今後オカネに少しゆとりが出たら、講義に出るのも前ほど躊躇はなくなると思います。(ただ、最近は大学も社会に開いていますし、そこは遊の方も仰っていましたが、市民に開いている大学と競合する側面も出ているかもしれません)。

話を戻しますと、やはり会議室の一室で行う講義ですし、やはり代表の方らも参加者と質疑応答形式でやるほうが気楽で自分たちの活動を伝えるのに却って饒舌になっていくみたいです。やはり延々と講義式になりますと、雰囲気がどうしても重くなりがちですからね。

市民活動の話ですから、その意味では市民の私たちが自分の関心をNPOさんの直接的な活動とは繋がらなくても、素朴に質問したりすることでそこから話も広がり、いろいろ学べたり現実の中の仕組みを知ることが出来たりするのはとても益のあることです。

私も振り返ってみれば結構質問したりしてました。特に「遊」さんの活動は前から関心があったせいもあるかな。
シーズネットさんの話については「指定管理者」制度について知り、学べたのがよかった。
遊さんの話についてはNPO化する際にその必要性があるのかどうか議論があったこと、また市の公的機関に講座PRのためにチラシを置かして貰ったり、講座の後援をお願いするに際して、その講座内容によっては市が後援を断る場合があるなど、「へえ~」と思うようなことを知ることが出来たのは良かったです。

今日で全部4つのNPO団体の話を伺いましたが、それぞれ「ふむふむ、なるほど」と発見があり益になります。そういえば、今のところ講座が団体さん側の一方的な話になったものは無いですね。どこも最終的には聞き手と質疑応答形式です。

今日の二組のNPOは特に活動がアクティヴなところですが、いずれも動機は始める人間が「求めていること」と「やりたいこと」があって、同時に思いを同じくするメンバーを他にも持つ。つまり、たった一人で始めていないことが共通していますね。

初日のフリースクール「漂流教室」さんも思いを同じくする代表二人が2年くらいデスカッションを重ね、思いを共有することを煮詰めて、次に横の連携を作ったり、組織化する方法を先達に教わったりする準備期間を持っているわけで。「遊」さんも語っていましたが、あえて自分たちの求める人材がいるとすれば、志を持ちつつも、協調できる人、と云っておりまして。
 どうやら現在NPOを立ち上げ活動する際の要諦は「ハッキリした志や目標」と「その思いを共有できるほかの幾人かのメンバー」の存在、ということにありそうです。

そこらへんの立ち上げまでのニュアンスはいま記憶を呼び起こすと「漂流教室」さんが一番説得力を持って語っていた気がします。

余談ですが、私、「名も無きおじさん」もああいう場では結構自分でも積極的に質問するのですが、会合が終わったあとにNPOの代表の人と今後の場つなぎのための会話をするところまではいけないのだなぁ。そこがまだ自分には足りないところだと思います。堅苦しいというか、子どもっぽいといいますか。。。まだこの業界にトライしてみようとまではいけていない、といいますか。

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