2011年11月28日月曜日

きれぎれに、つれづれなるまま。

2週間以上ぶりでしょうか。久しぶりの更新です。
この間、雪が降り積もったり、氷点下まで気温が下がる日が続いたりと、冬の天気にもなったのですが、不思議なほど今日は暖かく、まさに2週間以上ぶりの空と気温、地上の状態で、何だかめくるめくような感じです。

午後はキャリアコンサルタントとの面談4回目。履歴書の作成は一応この路線でOK、と。
明日から簿記の2級が始まります。午前と昼の計5時間を1日にやるので、午前中バイトをやっている自分は午後からのリアル講義とウェブ講義を併用する形に。
おおむね週3回で、2カ月で2級を目指すので結構なスピード。

12月は簿記中心になりそう。
社会保険労務士のほうは12月はやはりちょっと手をつけられそうにないな。
割り切らないと、全体が散漫になりそうです。

ファイナンシャルプランナー3級は、一応講座はウェブでおおむね聴き終わりました。
ただ、1回では無理だ。来年5日の日から17日の間、簿記の講座が無い時期が10日ほどあるので、そこで全体を聴き直そう。ファイナンシャルプランナー3級は非常に範囲が「浅く広い」のです。
社会保険、民間保険、国債・社債、投資信託、金融商品、所得税、所得控除について、不動産の民法、不動産関連諸法、不動産税、相続と民法、相続と税法、贈与と税法などなど。一点、一点掴みどころはあり関心を深めたい分野も多いのですが、それらを突っ込んでやっていたらとても全体を見渡せません。
故に、隔靴掻痒の感あり。

今日はもう1科目無料受講できるファイナンシャルプランナー2級も勧められましたが、触手は動くけれどどうでしょうか?FP3級試験は来年の1月22日ですが、以降の勉強も勧めてくれるけれど、ただひたすら勉強ばかりというのはどんなものだろう?というのもあります。むしろそれ以上に社会保険労務士をきちんと復習したいということがあるので。
まあ、一つのサジェスチョンというところです。

バイトと勉強と、もう一つは自分がかかわっているNPOですが、やはり関心は実はこちらに一番あります。自分なりに自由な係わり方として何が?と問われれば、やはりNPOが自分の中で当事者意識が強い。そこにいつの日か自分が学んだことが生かせるような状況があればいいんだけど。。。と夢見ますが、却って迷惑ということもあるかもしれませんし。動きがもっともっと、自由な広がりがあればよいなと思うところですが。

今日は久しぶりに自分の中になにも、設定していません。明日からまた新たな勉強も始まりますし、まずは骨休め。
ふと机の向こうの応接椅子にカバーをかけて載せて置いてあった本を開いてみたら神保哲生さんのトーク・オン・ディマンドの特別編、今回の東日本震災を受けての『地震と原発・今からの危機』です。これはと、ふと開いたら、一挙に大事な本だったと改めて気がついた。


プロローグの神保さんの文章も改めて自分の問題として考えさせられますし、TALK1「釜石市からの教訓」。片田敏孝氏との対談もとても考えさせられます。明治三陸大津波で未曾有の被害を受けた宮古市田老地区のギネスクラスの10メートルの二重の防波堤が打ち破られたこと、そしてどうやらそのハードに人びとが安心してしまったらしいこと。
「私は、今回の非常に大きな問題というのは、想定に縛られたことだと思っているんですよ。たとえば、湾口防波堤ができたから大丈夫、田老にもあれだけの堤防ができたから大丈夫という意識があった。人為的に高めていった安全が、安心感という形でヒューマンファクターの脆弱性を高めてしまったのではないか。」(片田) むむむ。。。

一方、比較に問題があるかもしれないけれど、岩手県釜石市の釜石東中学校のいわゆる「津波てんでんこ」な行動。中学生たちの自己判断によるアドリブが結果として多くの命を救った。
片田さんは言います。
「過去の津波の時は、家族がいるかもしれないと思って引き返したり、周辺を探しまわったりしているうちに津波に呑まれてしまった。津波の時は母も子もてんでばらばらに逃げなさい、という先人たちの苦渋に満ちた言い伝えが『てんでんこ』なんですね」。
うむ、まさに苦渋に満ちた言い伝えです。
こういう文化があるところですから、『人の命じゃない。まず自分の命をとにかく最優先に守れ。』それがそのまま他の人を誘導することになるんだ」。

こういうことは、やはり地理的文化、漁村を中心とした産業文化が背景にはあると思います。ある意味、標準化できない発想ではありますが、危機の時にはどこかに(苦渋とともに)瞬発力で発揮しなければならない発想かもしれません。
片田さんは集団同調バイアスについて語り、みんなが逃げなきゃいけないと思いつつ、今がその時、と思えない。その時、誰かが真っ先に逃げ出すと、多くの人が同調して逃げ出す心理について語ります。

これは間違った方向に走り出せば危険ですが、本当の危機の時に、自分の判断を最優先する人の行動は、おおむねか、必ずか、人びとが同調して逃げ出すことによって結果的に多くの人を救うことを示している気がします。

すでに関係ない話題を一つに並べて書き連ねていますが(苦笑)。
今年ももうすぐ12月。今年を振り返るとき、東日本大震災はまず一番に振り返る重要事項です。津波と原発。そこから多くの人がすでに多くの被害を受けつつ、そこから幸いにも遠かった自分も多くを考えるきっかけにはなりました。
年末にはまた改めて振り返りのテレビ番組などで考えるでしょう。
「自己責任」は「他者責任」の言葉ですが、「自己判断」は大きな、自分自身にも突き付けられる言葉ではあります。

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