2010年11月4日木曜日

文化の日に

文化の日の昨日、その名にふさわしく「札幌芸術の森」にて「文化庁メディア芸術祭-メディアアートの未来へ」という催しを観てきました。
これが無料で午前10時から午後6時まで2本のアニメーション映画作品と、その間にメディア研究している人や、いま現にクリエイターとして活躍している人を招いて講演やシンポジウムを行うというイベントで、その充実度が半端ではありませんでした。

貧乏たらしい話ですが、駐車料金500円かかるはずが、昨日に限っては駐車料金も無料!これはありえないぜ、と、いま・本日振り返って思います。
評価が高いと友人のハイロウさんから聞いたアニメ映画作品『サマー・ウオーズ』をラストに据えたこのイベントはその上映前に監督さん自ら舞台トークするというおまけつきでしたが、後半になってその監督が登場するころには客席はほぼ満員で、何も知らない自分にもその熱気は伝わり、「これは何事じゃい?」と思ったのですが。。。

作品を観てぶっ飛びました。いやいや、これは。驚きましたよ。
名作でした。デティールも、エンターティンメント性も、単なるアニメで片づけてはいけない。というか、アニメ作品を馬鹿にしてはいけない、と思いました。比喩として宮崎駿を継ぐ、という言辞は宮崎作品と表現のベクトルに違いがあるとは思いますが、まさに宮崎駿を継ぐ人なのかもしれない、と真実思いました。現代の中でエンターティンメントと問題意識を両者きちんと表現できる作者として。

シンポでの新しい今後の取り組みの話も興味深く、まだそちらの世界に疎い自分には整理がつかないところも多いのですけれども、如何にも文化の日らしい刺激的な一日だったのは間違いありません。
そうそう、新しいメディアを使った展示、それも見学者参加型の展示物もありました。そちらは子どもも楽しめる内容で、親子連れも多し。

詳しい内容、きちんとしたルポに関しては、このイベントを紹介してくれて一緒に見に行ったハイロウさんのブログが正確。どうか、そちらのレポートをぜひ読んでくださいませ。

Hi-log 2特別シンポジウム メディアアートの未来へ

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