2014年10月4日土曜日

エレカシライブレポ。

 
 エレカシの単独ライブに行って来ました。ZEPPサッポロ、一階オールスタンディング。
 結構ステージ前の方に陣取ることができたので、フォトジェニックな4人(+30代ギタリスト1名)を拝めることができた。映像で見るのと全く同じで格好いい。特に宮本。48才、とても見えない。見た目、若すぎ。そして唄うその姿は男から見てもセクスィ。稀有な存在ですわ。
 それにしても音がでかかった。1時間以上経った今もこちらの耳がまだおかしい。高音、効かせ過ぎかもしれない。ポップなシングル曲では宮本の声の素晴らしさが生きていたのだから(特に今日の『悲しみの果て』は出色)、もう少し宮本の声を生かすサウンドバランスがあって良かった気がする。まぁでも、宮本の声もでかいが、そのミヤジのギターの音もデカイよ(笑)。石くんのギターはだから、とてもノーマルなんだよな。


 今回のステージはキーボードの蔦屋さんが帯同してないせいか、ポップな曲、バラード曲が控えめで、硬派な楽曲が多かった気がする。初期の曲も多い。特に「星の砂」をやったのにはおお、と思った。それよりもっと古い曲として紹介された曲もあったが聞いたことがない気がする。なんでも高校時代の夏休み頃に作った曲とかで、後の和風独自路線を思わせる。ステージでの宮本の動きもこの曲では初期っぽい。(後で分かった。その曲は『BLUE DAYS』)

 何しろキャリアが長いから気合を入れて次から次へと曲をやる。そして意外とタイトに一曲一曲をまとめてる。曲間のナレーションも、ほとんどない。
 「明日に向かって走れ」発売前のGW頃に来た96年のライブでの曲とその熱量との落差があるとっ散らかった宮本喋りに爆笑したものですが、もはや彼ら王道なのでそういうのはなく、とにかく曲を聞かせる。アンコールラストは花男。ファーストから知る限り4曲。(※『BLUE DAYS』を入れて5曲)。彼らのファーストアルバムは基本的にシンプルで分かりやすいメロディのロックンロールに「それを言っちゃあオシマイヨ」の歌詞がドンと乗っかる痛快な名盤なので、素直に嬉しい。
客掴みを狙わない王道ロックを聞かせたエレカシ。そういえば、今回は石くんいじりもなかったなあ。
gにしても、音がでかかった。本編ラスト近くで宮本の耳からイヤホンが落ちたので、防音イヤホンを使っているのかもしれないが…。

 とにかく宮本&エレカシの全力投球ぶりには頭が下がる。言葉も力強いがそのバンドの姿がそのまま勇気を与えるバンドに違いないです。凄過ぎでした。有難うございました。(9月21日)

PS。この曲はライブではやりませんでしたが、実に痛快な大人の世界を揶揄するお茶目な曲。怒り、苛立つ宮本がこういう形で現実を共々の問題としてかつユーモアも織り交ぜて展開するまで成長するとともに、その大人になっても野太い力量に僕は思わずガッツポーズを取ってしまいます。

 

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