私は君のために 選択肢を与えた
私は君に より長い夏休みを許した
ところが君が 覚えたことといえば
皮肉に満ちた歌詞のかずかずと
屈託のない笑いではなく 皮肉な笑い声だけ
商店街がそばにあるのにバスに乗ってショッピングモールに行く
ぼんやりする時間は必要だが
ぼんやりしすぎるのは危険だと
学ばずにきたら どうなるか
安直な世過ぎを 阻むものが多すぎたのか
君にとっての悪が
相対的な意味があるなどと 勘違いして
時は過ぎゆき 君は苦しむ
生理なのか 記憶なのか
越え難い河が 繊細な小川だとようやく気づく
普通に感じ 普通に優しくあれば
そんなに芝居じみた世界だと思わずにすんで
人形のように感じ ロボットのような動きの
その不自然さに気づく
商店街に戻り 店主と食材について話せ
自分を 自分の外側から見るな
試食して ここにたどりついた意味と
自分の食感を感じろ
君の前に流れているのは 渡れない大河じゃない
それは 子どもが水浴びする小川に過ぎない
定義なんて仰々しい
支援なんてばかばかしい
お互いさまだと気づくのに
あと何十年かかるというのか
より長い夏休みの後に
その後に
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