SANGOの会ブログに8月3日の例会の模様がアップされています。
農業は私の恩師からも何年か前から人間の自然として一番真っ当、とよく言われ、「自給自足のススメ」を囁かれるのですがね。
やはり躊躇がありますよ。現実的な問題も当然含めて。
ただ、現実原則のみに意識を縛られず、自由に発想を広げれば、
行き着くところに自給自足農業というのは十二分にアリだとは思っています。
ヒキコモリストの遺伝子の一つには元々農耕の民の遺伝子があるような気もしたりして。
昔のフィルムなど見ると、本当に農村の家族の暮らしは寡黙で夫も妻も常に黙々と何か手仕事なりなんなりしている。
冬は「陸の孤島」なんて言葉があったりして、文字通り山村農家は引きこもらずにいられない(でないと死んでしまう)状態で。おそらくそのためもあって「漬物文化」なども発展したのでしょう。
例えば今では北海道の道路整備事情は一頃に比べて著しく、札幌、石狩~浜益なんてスイスイ、ラクラクですが、昔は石狩から北にある厚田と浜益の間は冬は隔絶されてたもんです。通行は船で、という時代もあったんですよね。ほんの30数年前のことです。道路整備の事業というのはその意味ではスゴイ。
ただ、その農村的なるものがまた、長き思春期を過ごした(特に80年代いっぱい)時代にはイヤでイヤで仕方なかったのですね。フィルムで観るだけでも。
あるいは教育テレビの「明るい農村」とか。
でも、今では自分には出来ないと思っている人が多数派であるにしても、農業に対するいわれない偏見はすでに無くなったのではないでしょうか。質実で地に足がついた時代になってきた。そんな気がします。
園芸市に来る若い人たちもどんどん増えている様に思いますし。
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