2010年5月31日月曜日

ブレーントレーニング?

本日から社会的事業に従事する人材養成の訓練校が始まりました。
まぁ、印象としては予想通りであるような感じでもあります。
初日なので確定的なことはいえませんが。

先週まで通っていた訓練校はカリキュラムが出来上がっており、職業人になるためのスキルとして「何をすべきか」というのは明確です。つまりワード、エクセル、パワーポイントの技術習得。会社に入るときに「やれます」といえる極めて具体的なもの。

それに対して、このNPOやソーシャルビジネスという定義を基盤として社会をフォローする仕事をしよう、というのは、この国の社会にとってやはり現状とっても新しいものなんだと思うんですよね。
それだけに前者と後者を比較した場合、仕事を探しを考えている人間にとっても自分の頭で考えなければならない要素が相当増えるだろうという気がしています。もちろん、前者とて訓練が終われば自分で考えて探さなければならないことは同じなんですけどね。その意味では、「今のうちから」という意識は早くから持てるかもしれない。

初日だけの感想でモノを見渡すことは出来ませんが、前に通っていたところが純粋に技術的な訓練校だとすれば、新しいところは「大学」に近い感じがします。
午後、グループワークとかをやりましたが、みんなやっぱり問題意識が高いです。社会とか、現実とかを見て。

今後理念を教えるところから始まって組織運営、経営、あるいはある程度の活動に報いる経済的なフィードバック(つまり賃金)について現実において位置づけられるかたちを作れること。そのための人材を作ろうじゃないか、というのが今回の人材育成事業の目的なんだと思うんですね。(その背後には政府が掲げる「新しい公共」公約があるわけですが)。

ただ、やはりある意味ぼくの大好きな「理念型」の仕事について考えてみよう、トライしてみよう、という世界だと思いますから、手探り感は主催者側も受講者のこちら側もあるといえそうです。

細かなことは今後追加レポートしたいと思いますが、講師として出会っていき、話を聞ける人たちはやはり今後自分の関心領域に近い人たちのようなので、個人的には「やはりこちらかな」という感じです。

馴れたらワード、エクセルの続きもしなければならないなと思いますが、まずは助走からということで。
一旦、そちらは。

改めて午後のグループワークでは「就労支援」テーマを感じている数名メンバーで話し合いしましたが、非常に深いところに話がいけてよかったです。ただ、同時に思いましたね。
自分の傾向性。「狭く深く」なんですよね。これは自分のキャラクターなのでしょう。後、話し出すと、ともすると頭の中にあることを全部吐き出そうとしてしまう。これは短所。このキャラをいい方向に出せるようにしませんとね。

ただ、こちらのほうが自分が個人的に好きな社会性のある話題は出来そう。
で、就業というリアリズムはちょっと落ちるかも。つまり両方手にするというのは難しいということでしょうね。

こちらの訓練のほうが枠組みがカッチリしない分、偶然性の中で何かが起きるかも?
まぁまだ良くわかりませんが。そんな感じです。

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